このヒット商品と会社のヒミツ
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ベビースターラーメンは“もったいない精神”から生まれた
おやつカンパニーの看板商品「ベビースターラーメン」は、ラーメンスナックという独自のポジショニングで、発売から50年以上経った今も成長を続けるロングセラー商品だ。近年はバリエーション展開にも注力し、ブ…
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オンリーワン戦略とCM人気で急伸 「龍角散」の復活劇
せきやたん、声がれ、のどの不快感をやわらげる家庭薬「龍角散」(第3類医薬品)に注目だ。根強いファンをもつ微粉末のオリジナルはそのままに、新たな主力となった顆粒タイプの「龍角散ダイレクトスティック」が…
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発売40年 「ハッピーターン」の“魔法の粉”はいまも進化中
今年発売40周年を迎える亀田製菓の「ハッピーターン」が好調だ。おいしさを向上させながら、近年はバリエーション展開も積極的で、売上高はこの10年間で約2・6倍(2014年実績)に伸びている。 …
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大ヒット「キリンのどごし<生>」の勝因は“明るく気軽に”
キリンビールが販売する「キリンのどごし〈生〉」は、新ジャンルで圧倒的な販売数量を誇るブランドだ。特許技術「ブラウニング製法」により、すっきりしたのどごしと、しっかりしたうまさを両立。だからゴクゴク飲…
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発売2週間で完売 「サラダチキン」大ヒットの裏側
セブン&アイ・ホールディングスが展開するプライベートブランド「セブンプレミアム」の総菜「サラダチキン」が売れに売れている。鶏ムネ肉を軟らかく蒸し上げた一品は、そのまま食べられる手軽さが受け、2013…
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「テプラ」に社運賭けたキングジム 背見出しに着目し成功
キングジムの「テプラ」は日本語ラベルライターのパイオニアだ。1988年の発売以来、高い品質とあらゆるシーンに対応する品揃えで国内市場をリードしている。最近では、女性向けの「ガーリーテプラ」(13年発…
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キッコーマン「減塩しょうゆ」は“続けられる”に拘り50年
キッコーマンの「減塩しょうゆ」が存在感を増している。同社の家庭用しょうゆ全体に占める減塩しょうゆの売り上げの割合はこの10年で倍増。特に「いつでも新鮮 味わいリッチ減塩しょうゆ」が好調で、同商品は2…
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発売当初は関西、関東で明暗…ミツカン「味ぽん」成長秘話
ミツカンの「味ぽん」は家庭用ぽん酢の代名詞的存在だ。1964年発売のパイオニアは、いまも圧倒的強さでトップを走る。近年はヘルシー志向も追い風となって絶好調。売り上げは過去最高を更新中だ。 柑…
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当初は目つきが悪いと不評も 森永「キョロちゃん」命名秘話
森永製菓の「チョコボール」が元気だ。1967年の発売以来、ワクワク感をテーマに進化を続けるが、近年は子どもだけでなく、大人世代へのアプローチにも注力。今年は主力の定番商品を品質・デザインともにリニュ…
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井村屋で最高売り上げ「肉まん・あんまん」ゴールドS誕生史
ホカホカの中華まん。いよいよ本格シーズン到来だ。スチーマー販売をはじめ、市販用冷凍食品、チルド商品など多様な展開で強さを見せるのは井村屋。日本風にアレンジした「肉まん・あんまん」は1964年発売のロ…
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“青缶”一つで全身OK 「ニベアクリーム」の好調支える一貫姿勢
“ニベアの青缶”でおなじみ。顔にも体にも、全身に使えるスキンケアクリーム「ニベアクリーム」(ニベア花王)が絶好調だ。1968年発売のロングセラー商品だが、近年、そのコストパフォーマンスの高さで改めて脚…
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オヤジに人気「ワンカップ大関」 当初の狙いは“若者”だった?
大関が販売する「ワンカップ大関」はカップ酒のパイオニアだ。発売から50年を超え、現在までの累計販売数はブランド全体で約42億本(180ミリリットル換算)。中高年の根強いファンを抱えながら、近年は若年…
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「きゅうりのキューちゃん」 ヒットの決め手は食感と塩分濃度
食欲の秋。白いごはんをおいしくする漬物といえば、東海漬物の「きゅうりのキューちゃん」だ。パリポリとしたきゅうりの食感と醤油のうまさで、1962年の発売から50年以上もヒットを続けており、これまでの生…
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カルビー「フルグラ」は朝食の“脇役”に徹し売り上げ急伸
シリアル市場を牽引する、カルビーの「フルグラ」に注目だ。オーツ麦などの穀物を主原料とするグラノーラに、ドライフルーツをミックスしたフルグラは、ご飯やパンに次ぐ第3の朝食として大ブレーク。1991年発…
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9月に大幅リニューアル 江崎グリコ「ポッキー」50年の歴史
1966年の発売開始から50年目。江崎グリコの「ポッキー」が好調だ。日本を代表するチョコレート菓子ブランドは現在、日本を含む世界約30カ国で年間約5億箱(3.8億ドル)を売り上げており、これまでの累…
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はごろも「シーチキン」はTVCMでメニュー提案し大ブレーク
はごろもフーズの「シーチキン」は、日本におけるツナ缶(マグロ・カツオ缶詰)のパイオニアだ。素材性が強く、和洋問わず活用できる万能さが支持され、1958年の発売以来、トップを快走。市場シェアは現在も5…
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フジッコ「フルーツセラピー」が右肩上がり成長続く理由
昆布と煮豆で知られるフジッコのフルーツゼリー「フルーツセラピー」が好調だ。 チルド(要冷蔵)ならではのフレッシュな味わいで差別化。ゼリー市場が全体として縮小傾向にある中で、堅調に売り上げを伸…
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芯折れないシャープベン ゼブラ「デルガード」バカ売れの秘密
芯が折れないシャープペンシルが人気だ。ゼブラの「デルガード」は、通常の使い方で芯折れと芯の詰まりが解決できるとあって大ヒット。2014年11月の発売からの販売本数は、早くも300万本を超えた。 …
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ロングセラー亀田の柿の種 「柿」と「ピー」の配合割合は6対4
“柿ピー”は、日本のおやつ、おつまみの定番だ。その代表といえるのが、亀田製菓の「亀田の柿の種」。現在、柿の種群におけるシェアは約7割。1966年の発売から50年近く経ったいまも圧倒的強さを誇っている。…
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「とんがりコーン」ターゲットは小学生をもつ母親世代
三角錐の形でおなじみのロングセラー。カリッと軽くて香ばしいコーンスナック、「とんがりコーン」(ハウス食品)が好調だ。定番の「あっさり塩」「焼とうもろこし」を主力に、2014年度はシリーズ計数量(箱換…