内藤雄士が分析 トッププロの企業秘密
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稲森佑貴 手首を使わずシャットフェースをアッパー気味に振り抜き方向性抜群
稲森佑貴プロは、高校2年のときにプロテストに合格。その年の日本プロ新人戦で優勝するという幸先のよいデビューを飾りました。2014年に、たった7試合のツアー出場で賞金シード入りを果たしています。魅力は…
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今平周吾 短いグリップで当たり負けしないインパクト実現
今平周吾プロは、2014年のチャレンジトーナメント賞金王を足掛かりに賞金シード入りを果たしました。ベテランプロから「あいつのゴルフを見ていると感動するよ。本当にうまい!」と絶賛されるほど才能あふれる…
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【G・プレーヤー】フラットなトップから両脇を締めてフィニッシュ
黒ヒョウがトレードマークのゲーリー・プレーヤーは、かつてアーノルド・パーマー、ジャック・ニクラスらとともにゴルフ界のビッグスリーの一角に数えられたヒーローです。 1959年全英オープンの優勝…
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【ジャック・ニクラス】驚異的な高弾道ボールが持ち味
メジャー18勝の最多優勝記録に、最後のメジャー優勝となった1986年マスターズでは46歳2カ月23日というメジャー史上最年長優勝記録。そんな記録ずくめのゴルファーは、ジャック・ニクラス以外にもう出現…
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アーノルド・パーマー 腕のローテーションを極力抑えたハイフィニッシュ
ゴルフ界のキングと呼ばれた偉大なプレーヤー、アーノルド・パーマーが9月末に亡くなりました。“偉大な”と書きましたが、パーマー自伝によれば「グランドスラムを達成した者が偉大なプレーヤーで、達成していな…
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片岡大育 持ち球はコンパクトなトップから左へ振り抜くフェードボール
昨年、関西オープンでツアー初優勝を果たした片岡大育プロ。ここ数年は、常に上位争いに食い込む好プレーを見せていました。 そして、今年の東海クラシックでツアー2勝目を挙げ、名実ともにトッププロの…
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タイガー・ウッズ<後編>シンプルなスイングはアマの手本
今季、米ツアー開幕戦から復帰を表明していたタイガー・ウッズ。 ところが、まだ体調が完全ではないのでしょうか、残念ながらその勇姿を見ることができませんでした。 ここ数年のウッズは、ケガ…
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タイガー・ウッズ<前編> 模範になったシンプルスイング
1996年のプロデビュー以来、僕たちゴルフ関係者の目はタイガー・ウッズにクギ付けになってきたと言っても過言ではありません。彼がなかなかツアーに復帰できないのは大変残念なことです。 全米ジュニ…
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マークセン 太い体幹をくるりと回し左右に揺れ動かない
プラヤド・マークセン選手は、レギュラーツアーで戦うプロたちの中にも「あんなスイングを身につけたい」という声が聞こえるほど素晴らしいスイングの持ち主です。 見るからに太い体幹を、その場でくるり…
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永野竜太郎 抜群の飛距離を誇り今後の活躍が楽しみ
ツアー未勝利ながら永野竜太郎プロは、素晴らしい潜在能力の持ち主です。おそらく、彼の運動神経や体の柔軟性を含めた身体能力をもってすれば、ゴルフ以外の他のスポーツジャンルに進んでも、プロ級のレベルになっ…
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大山志保 体幹の強さを利用してフィニッシュは右肩が高い位置に収まる
2009年にゴルフが五輪の正式種目として112年ぶりにリオ大会から復活すると発表されたときから、ゴルフ関連の各種団体は大いに盛り上がりました。 多くのゴルファーが国の代表に選出されるべく、頑…
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スネデカー 右手親指をグリップから浮かせ体幹で振り切る
2004年に23歳でプロ転向して以来、下部ツアーで着実に腕を磨きステップアップしてきたブラント・スネデカーです。 07年にウィンダム選手権でツアー初優勝してからは、しばしば優勝争いに顔を出す…
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伊沢利光<2> フェースを開きシャローな入射角でヘッド走らす抜群のアプローチ技術
伝説のプロゴルファーと呼ばれるベン・ホーガンに勝るとも劣らないスイングを伊沢利光プロが身に付けていたという解説を前回しました。 その優れたゴルフセンスはアプローチでも発揮されています。 …
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伊沢利光<1> オンラインから体の“高速スピン”で打ち出す切れ味鋭いフェードボール
2012年11月の三井住友VISA太平洋マスターズの初日を終えたところで棄権し、それ以来トーナメントシーンから姿を消していた伊沢利光プロ。今年7月の日本プロ選手権で3年8カ月ぶりにツアーに出場しまし…
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D・ジョンソン 手首のバネを使って圧倒的な飛距離を誇る
米PGAツアー・ナンバーワンという圧倒的な飛距離で、コースをねじ伏せるように攻めるのがダスティン・ジョンソンの持ち味です。ダイナミックでアグレッシブなプレースタイルのゴルフは胸がすくようで、憧れるゴ…
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矢野東 腕と体が同調しリストターンも自然
矢野東プロは、僕のコーチングを受けている選手のひとりです。2008年には、自身初となる1億円超えの賞金を稼ぎ、賞金ランキング2位まで上り詰めました。 しかし、その後は年々ランキングを下げ、一…
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申ジエ 腕と体が同調したスイングは曲がる要素なし
2010年5月に世界ランキング1位になった申ジエ選手の日本デビューは、いきなり優勝してしまったのですから、まるで突如現れた彗星のようでもありました。 その試合は、土佐CCで行われた08年PR…
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S・ガルシア ダウンでの強烈なタメとリストターンの長打力
19歳でプロ転向した1999年当時、「エルニーニョ」と騒がれ、日本のマスコミには「神の子」と呼ばれたスペインのヒーロー、セルヒオ・ガルシアも今年で36歳になりました。 マスターズでローエスト…
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中嶋常幸 世界一美しいスイングと評されたボールを強くとらえるリストターン
日本のプロゴルフ界をAONが牽引していた時代がありました。Aは青木功プロ、Oは尾崎将司プロ、そしてNは中嶋常幸プロです。 この3人の中で中嶋プロは、唯一ジュニアゴルフを経験しているところが、…
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尾崎将司 マイナス要素をすべて削ぎ落としたスイング
戦後日本でゴルフブームが起きたのは、1957年カナダカップ(ワールドカップの前身)で、中村寅吉プロと小野光一プロの日本チームが世界の強豪を退けて優勝したことに端を発しているといわれていますが、本当の…