2016年版 震災生活防衛術
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<第8回>当面の生活再建資金は生保の契約者貸し付けで工面
落ち着いてふと自宅が気になって戻ってみると、グシャグシャだったり、水浸しだったり。3.11のときのように自宅が丸ごと流されてしまうこともある。いずれのときも、生活再建に必要なのは現金だ。 「2…
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<第7回>大都市で突然被災 逃げるなら「大型商業施設」に
大災害の時は、小中学校や公民館など公共施設が避難所になる。しかし、熊本では、指定避難所に人があふれ、避難所以外の施設で寝泊まりしたり、駐車場などで車中泊をしたりしている。これが東京や名古屋、大阪など…
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<第6回>ライフライン寸断でも大丈夫 魔法瓶と缶詰とで空腹しのぐ
今なお6万人超が避難生活を続ける熊本の避難所で、缶詰やレトルト食品、ビニール袋、調味料などが不足している。東日本大震災の時も同じような状況だった。そのため、震災直後は決まって非常食が話題に上る。 …
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<第5回>マンションの耐震改修 アドバイザー制度利用しやすく早く実行する
熊本地震は、マンションの耐震性も揺るがせている。2つの棟を結ぶ渡り廊下が真っ二つに割れたマンションや2階部分の床に1階の駐車場が押し潰されたマンションなど、大きな被害が相次いだ。そんなショッキングな…
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<第4回>旧耐震基準木造でも生き残った住宅の秘密
「赤紙が張られたら、もうこの家には住めないってことだろ……」 震度7のダブル地震を受けた熊本県益城町では、玄関に張られた赤紙を見てうなだれる人がいた。 「赤紙」は、被災地で建物の倒壊リス…
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<第3回>普段からトイレと水を積んでおけば車中泊でも大丈夫
「夜中の地震で家が崩れた。余震もあって、避難所も崩れるのではないかと思うと、建物の中では寝られない。車で寝るのは5泊目だよ」 熊本地震で避難生活を続ける約9万5000人のうち、やむにやまれず車…
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<第2回>耐震補強工事は平均152万円 助成制度を使って半額に
熊本県の地震被害を見て、背筋を凍らせた人は多い。倒壊した自宅の下敷きとなり、助けを呼ぶ声もむなしく尊い命が失われたケースもある。 ■都内135万戸に倒壊の危険性 都内の住宅を見渡しても…