由伸巨人の病巣
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<12>海外武者修行の成否は選手の力量だけじゃない
プエルトリコでのウインターリーグ(WL)に参加するため、投手の高木勇人(27)、平良拳太郎(21)、内野手の岡本和真(20)が二軍の会田トレーニングコーチとともに出発したが、所属するチームでの出場機…
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<11>12球団ワースト打率.171 という切り札なき攻撃
「ピンチを迎えて、代打に堂上、脇谷、相川、大田あたりの名前が告げられるわけだから、正直、怖さはないよね」 シーズン中盤、ライバル球団首脳陣が漏らしたセリフがこれである。 「昨年まではそこ…
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<10>深刻な左腕不足…FA森福を取れなきゃ“リリーフ壊滅”
177点――これは、今季の巨人が七回以降に奪われた失点の総数である。ちなみに、優勝した広島は同136点。3イニングで41点もの失点の差がついた。 これだけでも、「リリーフ陣の整備」という巨人…
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<9>小林以外は選択肢なして…捕手問題の絶望的状況
巨人のマスクは来年も小林誠司(27)がかぶりそうだ。リードが悪い、打てなさ過ぎる……。小林誠にはチーム内でも批判が多いが、高橋監督は今季DHと一塁での出場に終わった阿部慎之助(37)の来季の捕手復帰…
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<8>「巨人育成なら大学進学」が強豪校の合言葉
巨人は19日、20日のドラフト会議の1位指名を創価大の田中正義(22)に決定したと公表した。18日のスカウト会議では1位候補を桜美林大・佐々木、明大・柳の大学生右腕3人に絞り込むにとどまったが、この…
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<7>紛糾したスカウト会議…1位指名候補が真っ二つ
巨人は18日、球団事務所で20日のドラフト会議に向けたスカウト会議を開き、1位候補を前回の6人から3人に絞り込んだ。山下スカウト部長は「名前は明かせないけど大学生。どの選手も成績が残せる」と即戦力を…
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<6>秋季練習がスタート 問われる指導者の覚悟
CSファーストステージで敗退した巨人が17日、ジャイアンツ球場で秋季練習をスタートさせた。1週間ぶりに一軍メンバーが集合した練習後、高橋由伸監督(41)は「今年も秋は個々の力を上げること」とテーマを…
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<5>二塁手の人材難は10年以上も続いている
このチームは何年、二塁手に困っているのか。ドラフト2位ルーキーの外野手、重信慎之介(23)が、この秋から二塁の練習に取り組むというのだ。 今季ロッテから加入した正二塁手のクルーズは、故障など…
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<4>素行不良で有望株がクビ 「荒れる二軍」は組織の問題
レギュラーシーズン終了後、巨人は12球団最多となる17選手(育成契約を含む)に戦力外通告を行っているが、その中に他球団が「えっ、なんで!? 二軍で結果を出していたのに……。もったいない」と首をかしげ…
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<3>“神足”鈴木を引退に追い込んだ? 由伸監督の超安全采配
「神の足」といわれた男がユニホームを脱ぐ。13日、今季限りでの現役引退を決意した巨人の鈴木尚広(38)が、都内のホテルで記者会見。「スッキリしたという気持ちに尽きる。悔いはない。今年は引き際を考えた一…
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<2>若手育成と大補強…高橋監督に突きつけられた無理難題
巨人の高橋由伸監督(41)が12日、読売新聞東京本社を訪問し、シーズン報告を行った。 2位に終わった1年目のシーズンは、リーグ優勝を果たした広島に17・5ゲームも離される惨敗。クライマックス…
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<1>来季抑え候補筆頭のマシソンに迫るメジャーの魔の手
クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ敗退から一夜明けた11日、巨人のスコット・マシソン(32)ら助っ人4選手が続々と帰国した。 来日5年目のマシソンは今季、70試合に登板し、8勝…