お笑い界 偉人・奇人・変人伝
-
銀シャリの直らない語尾“おまえ”問題 悪癖を直すために…
「M―1グランプリ2016」でチャンピオンになった銀シャリ。NSC卒業後にコンビを結成した2人は、お揃いの青いブレザーに赤ネクタイ、黒のパンツと見た目は“古典的”ですが、芸風は日々進歩を重ねています。…
-
ジャルジャルのネタ作りは“癖”毎日の積み重ねで掴んだ優勝
挑戦すること13回。4度目の決勝で見事に「キングオブコント2020」の栄冠を勝ち取りました。当日午後11時すぎ、記者会見などバタバタしている中、わざわざ電話で「おかげさまで優勝できました! やっと取…
-
ハイヒールの巻「ネタでひとつだけ守ってほしいことが…」
ダウンタウンの同期で、おそらく彼らと対等に話せる唯一の女性コンビ、ハイヒール。「M―1グランプリ」の時期が重なっていれば十分に優勝を狙えたコンビだと思います。 20年以上も前ですが、そんな彼…
-
霜降り明星・粗品 R-1優勝の素質があるも「漫才がしたい」
お笑い第7世代のトップランナーとして奮闘している霜降り明星。ツッコミ担当の粗品君に初めて出会ったのは、なんばグランド花月の前にある若手の劇場「5upよしもと(現・よしもと漫才劇場)」の予選で舞台出番…
-
島田紳助も仰天した西川きよし師匠宅での「異次元新年会」
今回は“エピソードの宝庫”西川きよし師匠の2回目です。もう二十数年も前、きよし師匠のお宅で開かれた新年会の時のお話です。集まったのは私と芸人さん合わせてなんと“四十七人”。討ち入りならぬ、四十七士の…
-
西川きよし師匠はファンにわざわざサインを送る“芸人の鑑”
「やすきよ漫才」で一世風靡し、今も現役で活躍されている西川きよし師匠。初めてお会いしたのは、1984年の秋、阪神巨人さんと打ち合わせに、うめだ花月劇場の楽屋に伺った時のことでした。 本物の“西…
-
批判され嫌われてもいい ウーマン村本の「言い切る覚悟」
コンビ名以上に「炎上芸人」としての方が有名になった村本君はキングコング、南海キャンディーズの山ちゃん、ダイアン、スーパーマラドーナなど、そうそうたる同期がいるNSC大阪校22期生でした。800人以上…
-
ブラマヨ吉田は律儀な男 帽子を脱ぎ人目はばからず挨拶を
「M―1グランプリ2005」で優勝を果たしたブラックマヨネーズ。優勝が決まったのを見届けて、「おめでとう! よう頑張った! うれしかった!」というメッセージを2人の留守電に入れました。 翌日2…
-
横山やすし師匠は浪花の暴れん坊 開演10分前に「帰る!」
「浪花の暴れん坊」と呼ばれ、高速の出口を間違えた弟子にバックで戻らせたとか、交差点の真ん中に車を止めて銀行へ行ったとか、その真偽はわかりませんが数々の伝説を残された“天才漫才師”横山やすし師匠。いまの…
-
ネタで笑いを…夢路いとし・喜味こいし師匠は芸人のかがみ
「上方漫才の至宝」夢路いとし(写真右)・喜味こいし(同左)のおふたり。2003年に兄のいとし師匠が亡くなられるまで、60年以上にわたって上方漫才を牽引してこられました。私の構成するトーク番組、バラエテ…
-
メンタルの強さと柔軟さ キンコン西野が貫く“自分ルール”
2016年に漫才師「キングコング・西野亮廣」から「絵本作家・にしのあきひろ」に肩書を変えた西野君。同期には相方の梶原君、南海キャンディーズの山ちゃん、ウーマンラッシュアワーの村本君らを輩出した大豊作…
-
笑福亭仁鶴師匠はかなりの読書家だった 喉の手術は23回も
1960年代後半から70年代、仁鶴師匠をテレビ・ラジオで見聞きしない日はないぐらい、毎日のように出演し、私(62)の年代の者にとっては文字通りアイドルでありヒーローでした。 ■政治関係まで目を…
-
ツッコミ職人「かまいたち」濱家 唯一の弱点は高所恐怖症
「キングオブコント2017」で優勝。「M―1グランプリ2019」ではラストイヤーで準優勝。漫才もコントもできるコンビとして不動の地位を築いた「かまいたち」ですが、NSC時代の濱家君は相方を次々に代えて…
-
明石家さんまの「話術」は生舞台でも編集後のような完成度
お笑い怪獣・明石家さんまさんといえば、私は2015年のオール阪神・巨人さん「コンビ結成40周年」東京公演にゲスト出演された時の姿が忘れられません。 当時、私はオール阪神・巨人さんの漫才作家と…
-
テーブルに台本を投げ出した桂文珍師匠が伝えたかったこと
芸歴50周年を迎える桂文珍師匠。2月末から3月にかけて記念の「国立劇場20日間独演会」を予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で一部の公演が中止になってしまいました。 2月にNGK(…
-
上沼恵美子は「そうそう」と笑顔の次の瞬間「黙っとれ!」
レギュラー番組が全て高視聴率の“西の女帝”。NHK紅白にも出演し、「M―1グランプリ」審査員としても欠かせない重鎮、上沼恵美子さん。今も人気のABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」の構成を90年代に…
-
ブラマヨ小杉君はNSCの生徒時代から素人の声ではなかった
NSCの講師になって今年で31年目。コロナ禍の影響でいまだ生徒たちとの対面授業はできていません。私の授業は、しっかり挨拶をすることと、言葉遣いに気をつけることを徹底した上で、あとは実践あるのみ。M―…
-
上岡龍太郎が代打でラジオに「ハガキ読み」に衝撃を受ける
NSCお笑い講師で漫才作家の本多正識氏がお笑い界の巨人たちの秘密を解き明かす。 「芸は一流、人気は二流、ギャラは三流、恵まれない天才、私が上岡龍太郎です」 この立て板に水のフレーズ、5…
-
ぺこぱで話題“ノリツッコまない”漫才の元祖はダウンタウン
吉本興業のお笑い芸人養成所「NSC」でお笑い講師歴30年を誇る、漫才作家の本多正識氏が舞台袖で見てきたお笑い界の巨人たちの秘密を解き明かす! 「M―1グランプリ2019」でぺこぱが“ノリツッコ…