介護を助ける“切り札”はコレだ
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車いすの進化著しく 軽量化、折り畳み可で“電動”も登場
足の不自由な高齢者が散歩や買い物に出る際、頼りになるのが「杖」だ。しかし、年を重ねて筋力が衰えると、その杖すら役に立たなくなる。そのときは「車いす」が重宝される。 「要介護認定された方なら介護…
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「宅食サービス」 事前申請で緊急時に連絡をくれる業者も
東京・板橋区内の集合住宅に一人で住む古澤義枝さん(仮名=82)は、年齢とともに手足が不自由になり、買い物や1日3度の食事作りもおっくうになっている。 バスで20分離れた場所に50代になる長女…
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老親の行動や室内環境 「見守りシステム」でモニタリング
現在、一人暮らしの高齢者はおよそ600万人。20年後の2035年には、その数は762万人(内閣府調査)に膨れ上がると予想されている。 老親と同居できない子供たちはもちろん、同居していても仕事…
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専門会社を利用した観光旅行なら介護士同行で家族も安心
都立高校で「社会福祉」の授業を受け持つ介護福祉士の香川昇さん(71)。昨年、車椅子を利用している80代の婦人を、ボランティアで福島県下の温泉に案内した。 「随行者はチャーターしたマイクロバスの…
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同時に消臭&除菌 「洗剤」ひとつで介護労力が軽減できる
政府が奨励している高齢者の「在宅介護」で、一番きつい仕事が排泄の処理である。 「大人の赤ちゃん」といえる高齢者の排泄は、量が多く、臭いも半端ではない。 平均して1日数回になるオムツの交…
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優しい言葉と紙パンツの選び方で排泄ケアの負担は変わる
内閣府が調査(2013年)した高齢者介護で苦労した順位は、トップが「排泄」(62.5%)で、以下「入浴」(58.3%)、「食事」(49.1%)である。 とくに、“大人の赤ちゃん”の「排泄」は…
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癒しロボット 脳トレ機能付きのヒト型やアザラシ型が登場
総務省によると、高齢者単身世帯数は470万世帯。「1時間に3人(65歳以上)が孤独死」(ニッセイ基礎研究所調べ)している。20年後には、65歳以上の人口が33.4%に増加し、日本は3人に1人が高齢者…
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工事なし&移動OK 主婦でも設置可能な“段差解消”アイテム
東京・大田区内の一戸建てに住むKさん(72)は、「要介護2」(日常生活の基本動作で部分的に介護が必要)の認定を受けている。 寝室から風呂やトイレまでは自力で歩ける。だが、足元が少しおぼつかな…
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徘徊対策 山岳遭難救助隊の装備がヒントになった捜索機器
厚労省の推計によると、認知症者は462万人(2012年)。これが25年には700万人を数え、65歳以上の5人に1人が認知症者になる。 家族がこうした認知症者を抱えると、もっとも神経をすり減ら…
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腰にかかる負荷を40%軽減 ロボットスーツ実用化の期待
「大介護時代」の到来である。総務省の統計によると、高齢者人口(65歳以上)は3296万人。総人口の25.9%(2014年)に達し、そのうち要介護、要支援の認定者は469万人(厚労省・介護給付金実態調査…