「運の良くなる生き方」西中務著
世の中には同じようなトラブルに何度も見舞われる運の悪い人がいる一方で、会うたびに会社が大きくなるような運の良い人がいる。その差は何か。
運の良い人が心得ているのは、争わないことだという。争うと顔がギスギスし人が近寄らなくなる。恨みを買い、足を引っ張られるなどロクなことはない。だから争いそうになったら困っているほうが態度を変え、避けることが賢明なのだ。
恨みというのは、何げない行為が引き起こすことも多い。たとえば、傲慢な態度や自慢、束縛などがそれだ。介護などどんなに立派なことをしていても人間関係を悪くし、結局は運を遠ざけるのだ。
著者はキャリア47年のベテラン弁護士。1万人の相談から見えてきた「運の良い人」の法則を公開。(東洋経済新報社 1300円+税)