「毎日をいきいきと生きる100のヒント」加島祥造著
ベストセラー「求めない」などの著作で知られる著者による金言集。
20歳になるまで、将来何をやっていいか、自分にどういう能力があるか分からなかったが、還暦を迎えたころから、自分のなかにクリエーティブなものをつくり出す能力があることに気づいたという著者。そんな自分の半生を振り返りながら、親から与えられた教育を一切捨てれば、自分の可能性が出てくると説く。そして「自分の愛するものを愛し、したいことをすれば」、その可能性は見つかるとも。その他「予期しないことが起こった時、それを『縁』として喜ぶ」「愛の奥に自由がある」など、やさしく語りかけられる100の滋味深い言葉に、生きる知恵と勇気があふれる。(小学館 620円+税)