ライブに孫連れの男性客も 矢沢永吉“国民的人気”の裏側
さらに、9月5日の東京ドームライブのリハと本番の模様も放送。「よろしく!」とリハスタジオに現れ、自分の半分くらいの年齢のバンドのメンバーに身ぶり手ぶりで指示。ライブでは客席の外側をバイクで走った。客席には親子連れらしい人も多く、祖父と小学生の孫(?)もいた。
注目は永ちゃんがマッサージを受けている映像だ。クリニックらしき場所で上半身裸を披露。強靱な肉体なのだが、「腰はヤバイ」と言う。うつぶせで寝てる時、脚をマッサージされ、「そこ、キテルね」とこれまた矢沢節。なんと背骨のレントゲン写真まで公開した! ロックの超スターでここまで見せたのは永ちゃんが初めてじゃないか?
そういえば、桑田佳祐が食道がんからカムバックした時も、NHKのインタビュー番組で病室の写真を公開し、病気を語った。桑田はその時期に「紅白歌合戦」に出演したので、永ちゃんが「SONGS」に出たのもNHKが09、12年以来の紅白出演をもくろんでいるからかもしれない。
今やロッカーも高齢化。永ちゃんが先がけとなり、アラ還ミュージシャンがテレビで“体”を見せ始めることになるのか。マッチョ部門なら、長渕剛が強力そうだ。
(作家・松野大介)