予算はいくら? Dr.コパさんが語る“GI祝勝会”の舞台裏
――ビンゴゲームなどではとてつもない豪華景品が出るのですか?
「祝勝会は、あくまでお世話になっている生産者などの方々の労をねぎらうものですから、派手なことはしません。記念のネクタイや器類を贈る程度です」
――優勝祝勝会の他にも、愛馬のレース後には1人1万円程度の予算で店を予約すると聞きましたが、負けると料理の質は落とすものですか?
「ハハハ、予算は変わりません。ただ、負けると人数が減って結果的に総額は減りますね。でも、僕はその時こそ、笑って楽しんでいます。また、親しいオーナーの愛馬が勝利した日には、こちらから『一緒に食べさせてもらえませんか』と頼んで、祝勝会に参加させてもらうこともあります。縁起を担ぐわけです」
――他のオーナーの伝説の祝勝会みたいなものはありますか?
「祝勝会自体は減っていますし、あまり派手なものは聞きません。僕が呼ばれて思い出に残っているのは、メイショウさんの祝勝会ですね。僕が尊敬する松本好雄オーナーは裏方の人ほど気遣い、さらにOB調教師なども呼ぶ。アットホームというか、OBたちの喜ぶ顔がとても温かかったものです」