死亡のK・スペード氏 娘に遺書「あなたのせいではない」
■多くの著名人から死を惜しむ声
スペードさんは1962年、ミシシッピ州生まれ。アリゾナ州立大でジャーナリズムを学び、卒業後にファッション誌「マドモワゼル」で、アクセサリー部門の編集長などを務めた。93年にバッグなどを扱うブランド「ケイト・スペード」を設立し、世界的な人気ブランドに成長させた。
同社は近年、経営環環境が悪化し、昨年、米高級皮革製品メーカー「コーチ」(現タペストリー)に24億㌦(2600億円)で買収され、同社の傘下に入った。
多くの著名人から、彼女の死を惜しむ声が上がっている。
映画「プラダを着た悪魔」のモデルとして知られる米ファッション誌「ヴォーグ」のアナ・ウィンター編集長(68)は声明を発表。
ハンドバッグは欧州ブランドという状況をスペードさんが完全に覆したと指摘し、「ニューヨークでは1街区歩けば、必ず彼女のバッグを目にする時期がありました。彼女のバッグは彼女そのものだった。カラフルで、気取らなくて」とその才能を惜しんだ。