意外なのが脳血管障害の死亡率が高いこと。新型コロナというと、内臓を攻撃するイメージがあるが、実は脳も“攻撃対象”だ。新型コロナに限らず、ウイルスは「血行性」といって、血管を通じて全身に広がる。
「人間の脳は『血液脳関門』といって、血中にある不要な物質が脳内に入らないよう排除する働きがあります。ところが過去に脳梗塞や脳出血、脳動脈瘤破裂などを起こして、このバリアー機能に綻びを生じている人はウイルスを通してしまい、脳に炎症を起こしがちなのです。健康診断で脳や腎臓、心臓などの臓器に『C』『D』『E』の判定を受けている人は特に注意が必要です」(左門新氏)
手指の消毒とマスク着用をさぼってはならない。