他人事じゃない! 急増する「スマホ老眼」をどう防ぐ

公開日: 更新日:

 現代人にとって、スマートフォンはもはや仕事に生活になくてはならないアイテム。総務省の「平成27年通信利用動向調査」でも、スマホの世帯普及率は前年の64.2%から72%に。個人でも44.7%から53.1%に伸びているが、一方で問題になっているのが、スマホの長時間利用による健康被害だ。

 特に深刻なのが、スマホを長時間見た後、一時的に遠くがボヤけて見えてしまう「スマホ老眼」。なぜ一時的に遠くがボヤけるかというと、近距離で小さいスマホ画面を長時間見ることで、近距離を見るときに使う筋肉「毛様体筋」に負担がかかり、一時的に麻痺した状態になってしまうから。

 しかもスマホ老眼は、加齢による毛様体筋の衰えなどで起こる一般的な老眼とは違い、本来なら毛様体筋の働きが衰えていない若年層に増えている。ある調査では、約8割の人が週1回以上「スマホ老眼」の症状を自覚、週5回以上「目のピントが合わなくなる」人が3割近くにものぼった。スマホ老眼について、あまきクリニック院長の味木幸先生はこう言う。

「視力1.2の人が2時間スマホを見続けた後に再度視力を測ったところ、1.0まで低下したという事例もあり、知らぬ間にスマホ老眼になっている人は多いと思います。実際に目のかすみ等の症状を訴える患者も多く、目や身体に症状が出ると要注意です」

 スマホ老眼を防ぐには、スマホを長時間使う際にこまめに休憩をとることや、睡眠をきちんととるなど日常生活のケアが重要だが、仕事でどうしてもスマホやパソコンを見る頻度が多いなら、やはり専用メガネを使いたい。中でもオススメは、松田聖子のテレビCMで話題の眼鏡市場から発売されている「i-relax(アイリラックス)」だ。

■近くは楽、遠くはくっきりの“一石二鳥”

 特徴は、近くが楽に見える“ちかラクゾーン”と遠くがハッキリ見える“はっきりゾーン”の2つのゾーンを1つのレンズに設定し、ピントを合わせる目の調節力をサポートしてくれること。レンズ下側は近くがラクに見えるように作用し、レンズ上側は遠くがよく見えるように作用する、一石二鳥のレンズなのだ。

「スマホ老眼だけの対策を考えれば、遠近両用レンズでも構造上は開発が可能でしたが、遠近両用レンズはどうしても特有の“ゆがみ”が出てしまいます。この“ゆがみ”を解消するべく、新たに開発されたのが『i-relax』なのです」(眼鏡市場の担当者)

i-relax」は、これまでの近視や乱視、遠視のレンズから掛け替えてもほとんど違和感がなく、自然な使用感のまま疲れを軽減してくれる。スマホやパソコンから出るブルーライトをカットする加工も、オプションで可能だ。

「お客様からは<楽になった><首筋や肩のコリが改善した>という反響が届いていますし、<細かい字を見る際も無意識に眉間にシワを寄せて見ることがなくなり、表情が和らいだ>という声もいただきました」(同担当者)

i-relax」はスマホのヘビーユーザーのみならず、長時間のデスクワークで遠くがボヤけて感じる人、パソコンや読書の際に度が弱いメガネに掛け替えたりメガネを外したりする人、最近目が疲れやすくなった人にもオススメ。費用は、眼鏡市場の<メガネ一式価格>に、2000円(税別)をプラスするだけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

もっと見る

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…