クリンスマン「99%ない」で浮上 田嶋会長“意中の日本人”
■クリンスマンは自作自演のリーク説
ところがJFAのトップである田嶋会長は西野ジャパンが決勝T1回戦でベルギーに負けた翌日に「(後任は)西野さんか、外国人か、一切白紙」と言いながら「7月中には決めたい」とコメント。すると一部スポーツ紙が「ドイツと米国代表監督を務めたクリンスマン元ドイツ代表FW」の名前をぶち上げ、それからベンゲル前アーセナル監督、ドナドーニ元イタリア代表監督、シェーファー元カメルーン代表監督、レオナルド元インテルミラノ監督といった面々が次から次と浮上する事態に。
そのクリンスマンに対し田嶋会長は10日、「寝耳に水。99%ない」と就任の可能性を否定したものの、「クリンスマンの報道に関していえば、ロシア大会1勝止まりを批判されることを恐れた田嶋会長の自作自演説という噂も流れています」とサッカー関係者が続ける。
「自作自演については06年ドイツ大会で“前例”があります。ジーコ日本代表が1分け2敗の1次リーグF組最下位に終わり、帰国した直後に会見に臨んだ当時の川淵JFA会長が、てっきり自己批判すると思ったら『オシムが……。オシムって言っちゃったね』と失言を装い、次期監督として交渉中を暴露。そこからドイツ大会の総括はそっちのけで世論はオシム待望論一色になった。川淵会長と当時の技術委員会の田嶋委員長の責任問題はウヤムヤとなり、間隙を突くように川淵会長は異例の3期目に突入。田嶋委員長は専務理事に昇進した。この川淵会長の手法を真似する格好で田嶋会長は懇意にしているスポーツ紙記者にクリンスマン情報を流し、西野ジャパン敗戦と同時に掲載されるように手配したともっぱら。今回は『クリンスマンって出ちゃったね』の目くらまし戦法というワケです」