橋本到の次は…原巨人「粛清のオフ」幕開けに選手は恐々
巨人は2日、金銭トレードで橋本到外野手(28)の楽天移籍が決まったと発表した。
宮城県出身。2008年ドラフト4位で仙台育英高から入団した。俊足、強肩、巧打と3拍子揃った外野手として、第2次政権時の原辰徳監督(60)には、同期入団の大田(現日本ハム)とともに「強化指定選手」に指名された。14年には103試合に出場。今季は下半身の故障などもあり、12年以来の一軍出場なしに終わったものの、10月6日の阪神とのファーム選手権で3安打し、優秀選手賞を獲得していた。今季10年目。編成の全権を持つ原監督に見限られた格好となり、地元球団のユニホームに袖を通すことになった。
橋本同様、秋季キャンプ中の宮崎に呼ばれていない中堅、若手は戦々恐々である。
「30日に自由契約となった辻なんて、今季は二軍戦66試合で打率.315をマークしていた。故障で一軍の出場数は8試合だったとはいえ、まだ24歳。有望株の位置付けだった。28歳の中井は11年目の今季は一軍で70試合に出場している。2人の自由契約には内部から驚きの声が上がっているし、13年オフにFAで入団しながら今季1勝1敗に終わった大竹や、近年ピリッとしない元セーブ王の沢村あたりの元主力だって安心できないのではないか」(チーム関係者)