宮本投手Cも蒼白 巨人にのしかかる昨季“救援陣20敗”の重圧

公開日: 更新日:

 不安が解消されない。

 昨季、救援陣だけで20敗を喫した巨人。復帰した原監督は、4年連続V逸の大きな要因となったリリーフ陣の再建を最重要課題としてきたが、14日のソフトバンク戦では守護神候補の新外国人・クックが1回3失点と崩れた。オープン戦防御率は2試合で13.50。先頭打者にストレートの四球を与えると、すぐさま二盗を許し、松田には一発を浴びた。

 当初から不安視されていた走者を置いた場面での投球に課題を残し、ムードメーカーを兼ねる宮本投手総合コーチからも、さすがに笑顔が消えつつあるのだ。

 幸い、勝利の方程式入りを狙う吉川光、高卒3年目大江の両左腕がともにオープン戦無失点と好調で、15年ドラフト1位右腕の桜井も状態の良さをアピールしてはいる。が、「救援崩壊」のトラウマを抱えるチーム内では「大江は一軍経験がないし、桜井も昨年の登板は二軍のみ。吉川光の覚醒が本物ならいいけど、ここ数年の投球内容を見ると果たして……」(チーム関係者)と、緊迫する一軍マウンドで今と同じような投球ができるかどうか、期待はしても信用はしきれないようなのだ。

 ウイルス性疾患で春季キャンプに合流できなかったマシソンの一軍復帰は早くても6月以降の見込み。左ひざ手術明けの上原を含めて、「リリーフ再建完了」とは言い難い状況なのは確か。開幕後もさらなる戦力補充を見据え、球団の渉外、編成担当は休むヒマがなさそうである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議