星稜・奥川恭伸を直撃 そして証言から見えた“怪物の本性”
「高校BIG4」のひとり、大船渡・佐々木朗希(岩手=3年)が高校生史上最速の163キロをマークしてスポーツメディアを席巻したが、同じ「高校BIG4」の星稜・奥川恭伸(石川=3年)も春のセンバツ甲子園で強烈なインパクトを残した。
■「根尾さんから刺激」
昨夏、2年生として唯一、U18アジア選手権(宮崎)で高校日本代表に選ばれた。そのとき、同部屋だったのが1学年先輩の大阪桐蔭・根尾(現中日)。フォークなど変化球の握りや野球への向き合い方を学んだ。
「宮崎での大会中は常に一緒だった? (うれしそうに)ハイ。根尾さんはすごく意識が高くて、自分との差を感じました。それからは毎日ストレッチをやるようになりましたし、食事のことも気にかけています。生活の全てが野球につながっていると思うようになった。(昨秋準優勝の)明治神宮大会の前にフォームを崩すなど調子を落としてしまったんですけど、実際に自分の目で先輩たちの姿を見て、投げるときの工夫の仕方などを学べたことが神宮大会で生きたと思います」