実戦復帰の松坂も“VIP待遇”せず 与田中日は規律重視を貫徹

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 28日、右肩痛からの復活を目指す中日松坂大輔(38)が二軍のソフトバンク戦に先発。昨年9月以来となる実戦登板を果たした。

 最速は137キロながら、2回20球を投げ、無安打無失点、3奪三振の完全投球。「最初としては良かった」と振り返った右腕は、肩の状態に問題がなければ1週間後にマウンドに上がる予定だ。

 そんな中、中日周辺には「松坂が今後、一軍昇格すれば、与田監督は起用に頭を悩ませるのではないか」という声がある。マスコミ関係者が言う。

「去年の先発ローテは松坂ありきだった。肩の古傷に配慮し、登板間隔を中10日以上空けるなど大事に起用されたが、それにより先発ローテが乱れ、他の先発投手が割を食った。こうした特別扱いが許されたのは、絶大な集客力があったからです」

 実際、人気低迷に悩んでいた中日は、“松坂特需”に沸いた。その人気、注目度は健在だが、今季の松坂はチームのトラブルメーカーになっている。

 キャンプ早々に米国の永住権を取得するために渡米。首脳陣は沖縄での実戦登板を白紙にするなど手を焼いた。帰国直後の右肩故障で大幅に一軍復帰が遅れたばかりか、先日はチームの練習日にもかかわらず、ゴルフに興じて球団からペナルティーを科される始末だ。

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