広島は泥沼10連敗…OB高橋里志氏&達川光男氏が“緊急提言”
「緒方を辞めさせろ!」
「来年は、黒田と新井で一から出直しじゃ!」
広島・流川の歓楽街では、鯉ファンの怒号と悲鳴が飛び交っているという。
広島は昨9日の中日戦に敗れ、8年ぶりの10連敗(1引き分けを挟む)。3―4で迎えた五回1死満塁の好機に無得点に終わると、その裏、中日の高卒新人・石橋に2点適時三塁打を浴び、点差を広げられ、意気消沈した。好機で拙攻を繰り返し、投手がガマンできずに炎上……。連敗中、そんなシーンを何度見たことか。
1977年に20勝を挙げて最多勝を獲得した広島OBの高橋里志氏は言う。
「丸が抜けても、戦力は他球団に劣るわけじゃない。ここまで落ち込むとは想像していなかった。OB仲間と話していても、みんな頭を抱えてます。流れが悪い、試合運びも良くない……。連敗中の1試合平均得点は2.1。野手の状態がここまで悪いと、投手のガマンがきかなくなってくる。人それぞれ性格はあれど、緒方監督はいい意味で開き直って、俺が責任を取る、というくらいの気持ちで先頭に立って選手を引っ張ってほしい。負けているときは消極的になりがちだが、持ち味である足技を駆使して攻める姿勢を前面に出し、泥くさく勝ちにいくしかない」