楽天・弓削プロ初勝利 “和製ランディ”の真骨頂で2安打完封
楽天の特大新人が快投した。30日、ドラフト4位左腕の弓削隼人(SUBARU)が日本ハム戦に先発。2安打完封でプロ初勝利を挙げ、「ホッとしています」と控えめに喜んだ。
193センチ、105キロの体格を誇る弓削。佐野日大高から日大へ進学するも、肩、肘の故障もあり、入学から2年間で公式戦登板はわずか1試合のみ。4年秋までに高校時代より球速が10キロほど伸び、最速147キロをマークするなど成長を遂げたものの、社会人で実力を磨いた上で、プロを目指すことになった。
「左腕が少ない楽天がマークしていた。投球フォームは米通算303勝のランディ・ジョンソンを参考にし、スリークオーター気味に投げる。体は大学時代からさらに一回り以上、大きくなった。見た目はパワー投手に見えるが、実際のランディとは違い、変化球を駆使して打たせて取るタイプ。社会人出身でも、まだまだ伸びる可能性を秘めている。掘り出し物になるかもしれません」
とは、あるセ球団スカウトだ。