G育成で初のキャンプ一軍発進 平間隼人に“大化け”の可能性

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 巨人の育成1位ルーキーの平間隼人内野手(23=四国IL・徳島、右投げ左打ち)が、来月の宮崎春季キャンプの一軍メンバーに抜擢される。育成新人の一軍スタートは球団史上初の快挙である。

 鳴門渦潮高から四国ILの徳島へ。173センチ、75キロと上背はないものの、50メートル5秒9の俊足を武器に、昨季は四国ILトップの43盗塁をマークした。二遊間をこなす守備力にも定評がある。

 2018年に家庭の事情で一度、野球をやめて電気工事士として働いた異色の経歴の持ち主だ。18年後期から徳島に復帰。昨年の育成ドラフト1位で巨人入りを果たした。

 広島OBでコーチ、編成部長などを歴任し、現在は徳島県の中学、高校野球の技術指導員を務める川端順氏がこう言う。

「高校時代から知っています。まず足の速さが目に留まります。守備は堅実。打撃はセンターから右方向に打つタイプです。同じ徳島出身の巨人・増田大輝を俊足にした感じ。元ヤクルトの名手・宮本慎也を目指していると聞きました」

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