巨人“5番候補”大城が待望の一発 復調気配は4番岡本に朗報
やっと出た。
4日の日本ハム戦の二回2死二塁。7番・DHで先発出場した巨人の大城卓三(27)が、相手先発バーヘイゲンの151キロをバックスクリーンに突き刺した。オープン戦1号。試合前まで16打数2安打と不振を極めていた男に待望の一発である。
「久しぶりにいい感覚で打てた」
六回にも右前打を放って5打数2安打だった大城は破顔一笑だったが、復調の兆しを本人以上に喜んだのは、この日も4番に入って6試合連続安打を放った絶好調の岡本和真(23)ではないか。
「打率・348と好調を維持する岡本は2年連続で30本塁打以上をマークしていて、今年は初のタイトルも期待できます。本塁打王か打点王か、どちらを目指すにしても、自身の状態以上に大事になるのが、あとを打つ5番打者の成績。5番次第で相手投手の岡本に対するマークが厳しくもなれば甘くもなる。
その5番候補としてメジャー通算1312安打のパーラが入団したものの、左首の違和感を訴えて2試合連続欠場と不安が生じています。昨年の5番は陽岱鋼、亀井、阿部慎之助、大城らが担いましたが、年齢的にも実力的にも大城が最も大きな可能性を秘めている。大城が復調して5番に入れば、岡本にとっても大きい」(巨人OBの橋本清氏)