西武が泥沼7連敗…OB山崎氏は「投壊原因は首脳陣の怠慢」
リーグ2連覇中の西武が苦しんでいる。
13日はアンダースローの与座が先発するも、三回途中、3点目を失った時点で降板。2点ビハインドの場面で辻監督は勝利の方程式の一角、平井をマウンドに送る奇策に出たが、与座の残した走者をかえしてしまい、傷口を広げた。結局、楽天に敗れて8月は1勝9敗となり、辻政権下ではワーストの7連敗だ。
チーム打率・237、チーム防御率4・68はともにリーグワースト。「敗因は投手陣です」と言うのは西武OBの山崎裕之氏(評論家)だ。
「特に先発陣はほとんど成長が見られない。高橋光(2勝5敗、防御率6・47)は相変わらずここぞという時に踏ん張れず、今井(2勝3敗、同5・79)はせっかくスピンの利いた150キロ超の直球があるのに、小手先のツーシームでかわそうとしてばかり。7回まで投げられる先発がほとんどいないので、必然的に中継ぎに負担がかかる。平井にしても疲労が原因なのか、体が前に突っ込みすぎる上に、左肩の開きが早くなっている」
山崎氏は「首脳陣は一体、何をしているのか」とこう続ける。