快投の西武・高橋は“おっとり気質”…指揮官の喝が成長の薬
六回まで二塁ベースすら踏ませなかった。
西武の高橋光成(23)が1日、7回1安打無失点の好投。七回に、安田に中前打を打たれるまではノーヒットノーランという快投っぷりだ。
前回、8月25日は6回3失点で負け投手。クオリティースタート(QS)だけに、援護に恵まれなかったようにも見える。高橋自身も「最低限の仕事はできた」と話していた。
しかし、辻監督は「QS? そんなのは関係ない。カードの頭を任せているんだから、初回、二回に失点では厳しい」と話していた。事実、この試合はヨーイドンで1失点、二回も2失点。打線を意気消沈させたことは想像に難くない。
高橋は前橋育英(群馬)出身。2013年夏は同校の初出場初優勝の原動力になった。とはいえ、前橋育英は野球塾まがいの強豪校とは異なり、地元出身選手を中心にのびのびとやらせる校風。高橋自身もどちらかといえばガツガツしていない、おっとりした気質だ。だからこそ「最低限の仕事はできた」なんて言っているのだろう。