西武・高橋光またノーノー逃す…まるで“師匠”コーチの呪い
嫌な予感がしたファンも多かったのではないか。8日、西武先発の高橋光成(23)が、あと1イニングというところで惜しくもノーヒットノーランを逃した。
八回までに出した走者は四球の吉田正だけ。しかし、本人がお立ち台で「九回に入る前に『(ノーノーを)いけるんじゃないか』という思いが出てしまった」と振り返ったように、好事魔多し。九回、先頭打者の代打西野にフォークをセンター前に運ばれ、快挙達成とはならなかった。
高橋光は前回登板の1日のロッテ戦でも、七回1死まで無安打無得点だったが、マーティンを四球で歩かせ、続く安田に中前打された。この日は打たれた瞬間、マウンドにしゃがみ込み、すぐさま西口投手コーチが駆け寄った。
西口コーチといえば自身も3度、大記録を目前で逃している。2002年のロッテ戦、05年の巨人戦でノーノーを目前にしながら、いずれも九回2死から打たれた。後者は清水のソロ弾だった。
さらに05年の楽天戦では九回まで完全試合をやりながら、延長十回に安打を許してしまった。こちらは参考記録になっているのが救いだろう。