大谷OP戦初出場 2番・DHでいきなりマルチ3割30本に追い風

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(26)が、日本時間2日のホワイトソックスとのオープン戦に初出場。「2番・DH」でスタメンに名を連ね、3打数2安打2得点。相手はメジャーで実績の少ない若手とはいえ、まずは打者として好スタートを切った。

 エンゼルスは現在、打順の見直しを図っており、昨季まで主に3、4番だった大谷が2番を打ち、入れ替わりで主砲トラウトが3番に入る見込みだ。昨季、エンゼルスのチーム総得点はリーグ4位の294。2019年から2年連続チームトップの打点をマークしているスラッガーを3番に据え、さらに得点力を向上させるのがマドン監督の狙いだ。オープン戦で新オーダーを試して打線がつながれば、2番大谷、3番トラウト、4番レンドンと続くラインアップで開幕に臨む。

 昨季の大谷は極度の打撃不振に陥り、打率1割9分、7本塁打、24打点。好機でもパッとせず、得点圏打率は42打数6安打の1割4分3厘だった。

 今季2番を打つようなら、メジャーを代表する強打者2人が後ろに控えるため、大谷には追い風となる。トラウト、レンドンとも好機に強いクラッチヒッターだけに、相手バッテリーは2番の大谷と勝負せざるを得ない。さらにリードオフマンのフレッチャーは毎年、3割台半ばから後半の出塁率を残しているだけに、相手バッテリーにとっては気が抜けない打線となる。大谷への注意が散漫になり、配球ミスが増える可能性もある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇