オリが一丸「打倒ソフトバンク」で問われるパ4球団の覚悟
先鞭はオリックスがつけた。後に続く球団は出てくるか。
ソフトバンクに2勝1敗と勝ち越したオリックス。3月31日は7-2で打ち勝つと、1日は開幕投手の山本を中5日でソフトバンクにぶつけ、2-0と完封勝ちした。
中嶋監督は東京五輪中に1カ月の公式戦中断期間が生じることを見越し、かねて先発の「中5日構想」をぶち上げていた。ソフトバンク相手だからといってローテを崩したわけではないものの、開幕2カード目に対戦することは念頭にあったはずだ。
なにせ、今のパ・リーグは日本シリーズ4連覇中のソフトバンク1強時代。スポーツ紙やスポーツニュースが行った評論家による順位予想も、大半がソフトバンク1位だった。パの焦点は「今季もソフトバンクが勝つか否か」と言っても過言じゃない。
昨季、ソフトバンクは唯一ロッテに負け越したが、対戦成績は11勝12敗1分けとほぼトントン。残る4球団からはまんべんなく勝っている。5球団が一丸となって「打倒ソフトバンク」に動かない限り、いずれ一人旅になるのは目に見えている。