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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神“変則エース”青柳晃洋に「投手3冠」期待! 2003年の井川慶以来の快挙を

公開日: 更新日:

 選手の個人成績をチェックするのが好きだ。時に試合の勝敗よりも、そっちに気をとられてしまうことさえある。たとえ阪神が大敗したとしても、大山悠輔や佐藤輝明がホームランを打ったら少しは救われるわけだ。

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 その他、現在の阪神で個人成績が気になる選手といえば、投手では青柳晃洋だ。彼の場合、なんといってもプロ6年目にして初の2桁勝利が目前に迫っている。

■五輪後初登板でリーグトップタイの9勝目

 青柳といえば、東京五輪での例のリリーフ失敗がどうしても気になっていた。あの苦い記憶が後半戦の投球にどんな影響を及ぼすのか非常に心配していたのだが、いざ後半戦初登板となった17日のDeNA戦では、慣れ親しんだ先発のマウンドでいつもの青柳らしさをあっさり取り戻した。

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