巨人必然の3位転落…年俸20億円4人組「菅野・丸・中田翔・陽」が二軍落ち争う体たらく
巨人の大物「カルテット」がパッとしない。
筆頭は今季年俸8億円で3勝6敗、防御率3.97と苦しんでいる菅野智之(31)である。
前回登板となった7日のDeNA戦は5回途中7失点でKO。球数は108球だったが、12日の広島戦に中4日で先発することが決まった。巨人は現在、先発を5人で回している。駒が足りない台所事情があるとはいえ、菅野は今季右肘を痛めているだけに、異例の起用といえる。
後半戦再開後、8回1安打無失点だった1日のヤクルト戦こそ菅野らしい投球を見せたものの、好投はこの試合だけ。見かねた原監督が9日の試合前の練習で直接指導に乗り出したほどだ。次回の登板で復調の見込みがないと判断されれば、今季5度目の登録抹消もありそうだ。
■野手3人も苦境が続く
年俸4億5000万円の丸佳浩(32)ももがいている。
原監督が「内容が悪過ぎる。ここ10試合ぐらいの打率は見られたもんじゃない。この間みたいに“あれ”しなきゃいけなくなる」と二軍落ちを示唆したのは6日のこと。スタメン落ちした9日のDeNA戦では、九回に26打席ぶりに放った安打が同点打となり、原監督を喜ばせたが、10日の中日戦は4打数無安打。打率は.252まで落ちてきた。元木ヘッドコーチは「そんなのあるかいな」と二軍落ちを否定していたが、予断を許さない状況が続く。