日本ハム古川侑利「脱育成」なるか…カーブの精度磨き新庄監督に猛アピール!
古巣に成長した姿を見せることができた。
13日に行われた楽天との練習試合で登板した日本ハムの右腕・古川侑利(26)のことだ。
七回の1イニングを投げ、空振り三振、一邪飛、右飛と3人でピシャリと抑えた。
武器は最速154キロの直球。が、この日は計12球のうち、投げた直球は4球だけ。カットボール、カーブ、フォーク、スライダーを駆使した変化球主体の投球だった。
中でも古川がキャンプ中に力を入れているのがカーブ。これまでも使っていた球種を磨くことによって、持ち味の速球を生かしたいのだ。
有田工(佐賀)から2013年のドラフト4位で楽天に入団。19年のシーズン中に和田恋との交換トレードで巨人に移籍するも、2年半で一軍登板は9試合のみ。戦力外通告された昨秋、トライアウトを経て、日本ハムと育成契約を結んだ。
トライアウトを視察した他球団スカウトが「複数球団が興味を示していた。球威があるし、ウチも古川のポテンシャルの高さを買っていたけど、支配下枠と年齢がネックで獲得に至らなかった」と話すように、潜在能力の高さは折り紙付き。育成ながら一軍キャンプに帯同していることからも、期待の大きさがうかがえる。カーブを磨いて幅を広げようというスタンスは新庄剛志監督(50)へのアピールになったはずだ。