中日若手“赤丸急上昇”は岡林勇希! 立浪監督の秘蔵っ子が根尾昂や石川昂弥を食う
2月28日にキャンプ地の沖縄を後にした立浪中日で、OBや評論家の多くが「最もレギュラーに近い」と名前を挙げた若手選手がいる。高卒4年目の根尾昂、3年目の石川昂弥ではない。
「岡林勇希(20)です。オープン戦初戦となった26日の阪神戦に『1番・右翼』で先発出場して、4打数3安打2得点。シュアな打撃と俊足をアピールしましたが、取材に来るOBがキャンプ序盤の練習の段階から『魅力がある』と口を揃えていた。若手育成を旗印にする立浪監督が特に目をかける選手で、いわば“秘蔵っ子”のような存在です」(チーム関係者)
三重の菰野高から2019年ドラフト5位で入団した右投げ左打ちの外野手。高校時代はMAX153キロの本格派右腕として名を馳せたが、中日入団と同時に野手に転向した。
■「オープン戦でもどんどん使う」と指揮官明言
昨春、臨時コーチとしてキャンプに参加した立浪現監督がその打撃センスに目を留め、駆け出しの岡林を異例のマンツーマン指導。さる25日のキャンプ打ち上げ時には、若手育成の成果を問われ、「岡林や根尾、石川昂、鵜飼ら楽しみな選手がたくさんいる」と真っ先に名を挙げた。
指揮官は「オープン戦でもどんどん使う」と明言している。甲子園のスターだった根尾、石川昂を出し抜く可能性が大だ。