日本ハム“ビックマウス”立野和明の武器は総合力 新庄監督に初勝利プレゼント
有言実行の男だ。
31日、日本ハムの先発・立野和明(23)が新庄監督に今季初勝利をプレゼントした。
5回を投げて4安打2失点。開幕5連敗で新庄監督への批判の声が出てきた前日30日には、報道陣に「監督が叩かれないよう、明日は投げます」と宣言。さらに「シーズンが始まったら(主役は)選手。1面を書く準備をしておいてください」と言ってのけた。
2019年ドラフト2位で社会人の東海理化から入団。都市対抗には補強選手に選ばれること3回。日本選手権でも活躍するなど、入社2年目の時点で翌年ドラフトの上位候補として、その名を知られていた。
「高校時代は無名だったが、社会人で伸びた選手です。特徴は総合力の高さ。うなるような剛速球や針の穴を通すような制球力はないが、すべてが平均的に高レベルです。140キロ台後半から150キロの直球をコンスタントに投げ、変化球もスライダーとフォークを巧みに操る。『凄いピッチャー』ではなく、いわゆる『勝てるピッチャー』です」(球団OB)