楽天・田中将大の今季に注目する根拠 直球154キロ、34歳という年齢も障害にはならない
日本のプロ野球が開幕し、千賀滉大(29=ソフトバンク)、山本由伸(23=オリックス)、佐々木朗希(20=ロッテ)らのメジャー予備軍は順調なスタートを切ったようだ。
現時点でメジャーで最も活躍が期待できるのは山本だが、今年の成績を条件に面白いと思っているのは田中将大(33=楽天)だ。
3月29日のオリックス戦に先発して7回を4安打1失点。ストレートは154キロをマークした。
昨年は23試合に登板して4勝9敗、防御率3.01。8年ぶりの日本球界復帰で、ボールへの対応にも苦労したろうし、残った数字ほど投球内容は悪くなかった。
投球回数は155回3分の2に抑えられ、オフは十分リフレッシュできたのではないか。
何より制球がいい。ストレートはもちろんツーシーム、カッター、スライダー、スプリットを狙ったところに投げられる技術が彼にはある。
ヤンキース入りする以前の3年間は、いずれも防御率が1点台だった。今季も2点以内に抑えられるようであれば、メジャー球団は触手を伸ばすだろう。