巨人が高橋尚成氏を臨時投手コーチに招へい 異例シーズン途中就任は来季入閣の下準備
「巨人に恩返しをしたいという気持ちもあった。わかりやすく、かみ砕いて楽しく伝わればいい」
2日、巨人の臨時投手コーチに就任したOBの高橋尚成氏(47)が会見を行った。
原監督から7月に打診があり、期間はこの日から20日まで。主に二、三軍を中心に、若手左腕の育成が期待されている。
とはいえ、本当に効果があるのか。シーズン中の臨時コーチ招聘は異例も異例。技術を教えたところで、選手がすぐにそれをモノにできるわけでもないし、他の投手コーチと違うことを言えば選手が混乱しかねない。若手を育てるためなら、何もシーズン中に慌てて指導者を呼ぶ必要はない。臨時コーチが主に春秋のキャンプ中に呼ばれるのは、練習に専念できる環境だからだ。
巨人は一軍の山口コーチ、二軍の青木コーチ、三軍の杉内コーチと左腕の指導者が3人。高橋コーチには彼らとは違った視点、指導法があるのかもしれないが……。
ある球団OBは「来季の正式入閣のための下準備ですよ」と、こう続ける。