パは上位3チームが1ゲーム差に! オリックスが歴史的大混戦を制するこれだけの根拠
今季のパ・リーグのペナントレースはとびきり長くなりそうだ。
5日時点で首位ソフトバンク、2位西武、3位オリックスはゲーム差なし。9月以降にパの上位3チームがゲーム差なしでひしめくのは2001年以来21年ぶり、史上3度目。6日はソフトバンク、西武がそれぞれ、楽天、ロッテに勝利し、オリックスは日本ハムに惨敗。1球団だけ後退となったが、それでもわずか1ゲーム差だ。この歴史的な大混戦を制するのは果たしてどこか。
日ハムや中日でコーチ経験がある西武OBの平野謙氏は「日程上、カギを握っているのはソフトバンクでしょう」と、こう続ける。
「西武とオリックスの直接対決は残り1試合だが、ソフトバンクは両球団と5試合ずつ残っている。大勝ちして浮上するか、大負けして落ちるか。残り試合数も、西武、オリックスの17試合に対し、ソフトバンクは22試合と5試合も多い。この5試合で最大2.5ゲームを縮められる可能性があるし、逆もしかり。2球団にとってソフトバンクの動向が一番気になるはずです」
だからといってソフトバンクが有利というわけではない。前出の平野氏は「オリックスが不気味です」と、こう続ける。