パ優勝へ王手のソフトバンクは「7.5億円 松田・千賀資金」争奪戦が選手のモチベーション
チームを去り行く2人のためにも……というだけではなさそうだ。
今オフ、2選手の退団が確実視されているソフトバンク。ベテラン野手の松田宣浩(39)は退団して他球団への移籍を目指すことを発表しており、エースの千賀滉大(29)も今季取得した海外FA権を行使してのメジャー移籍が濃厚だ。
いずれもチームの中心選手。彼らが去ることへの衝撃は計り知れず、嘆く選手も少なくない。が、それ以上にナインが目の色を変えているのが、「松田・千賀資金」という。
今季は松田が年俸1億5000万円で、千賀は6億円。2人合わせて7億5000万円ものカネが浮く。
「ソフトバンクは昨季4位という結果もあり、多くの選手は年俸ダウン。アップした者も昇給額を抑えられた。ソフトバンクは金満といわれるが、球団は独立採算制でやりくりしている。もちろん、補強もあるだろうし、7億5000万円がまるまる選手に行き渡るわけではない。それでもV争いやポストシーズンへのモチベーションになるのは確かです」(球団OB)
昨29日は4年契約最終年の今宮が適時打2本で4打数2安打2打点と活躍。1回3分の2を3失点の先発・森の後を受け2番手・大関も2回3分の2を1失点で、傷口を最小限に抑えた。
これでマジック2。ニンジンをぶら下げられた選手は、強い。