西武・水上由伸がパ初の育成出身新人王に 表彰式では「水上の方の由伸です」と笑い誘う
25日のNPBアワードでパ・リーグの新人王に選ばれたのが西武の水上由伸(24)だ。
今季は60試合に登板して4勝4敗1セーブ。35ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞を獲得した際の表彰式では「(投手4冠の山本由伸と名前が同じで)水上の方の由伸です」と笑いを誘った。
2020年の育成ドラフト5位。12球団で最後に指名された選手ながら、プロ2年目で勝ちパターンのリリーフの地位を確立。育成出身の新人王はパでは初だ。
150キロを超す速球に加え、右打者の内角をえぐるシュートが武器。打者に当ててしまうかもしれないという恐怖はまったくないとか。今回の新人王獲得も「自分の中でひそかに狙っていた」そうで、育成契約から這い上がったことも含めて精神面はかなり強そう。記者投票では267票中177票を獲得、2位の阿部(オリックス)に119票差をつけての新人王獲得だった。