中日赤っ恥トレード…昨夏ロッテに放出した捕手・加藤匠馬“出戻り再獲得”の舞台裏

公開日: 更新日:

「みっともない話です」

 他ならぬ中日のスタッフからもそんな声が上がっている。

 26日に発表された、ロッテの捕手・加藤匠馬(30)の中日への無償トレード。加藤は「突然のことで驚いている」とコメントしたが、それもそのはず。2021年の6月に交換トレードでロッテに放出されたばかりだったのだ。

「他球団の編成担当の間でも笑いものですよ。このオフ、球団は12年目の山下斐紹、9年目の桂依央利、来日5年目のA・マルティネス(日本ハムが獲得)と3人の捕手を一斉に戦力外にした。その時点で捕手は5人。しかも、11月に入って4年目の石橋康太が右ヒジと左ヒザの手術を受け、復帰までに最低でも3カ月以上かかることが分かっていた。

 ただでさえ捕手は故障の多いポジションです。一、二軍合わせて4人の捕手でどうやって戦うのか、大丈夫かよという声がチーム内でも上がっていたのです。にもかかわらず、ドラフトでは4位で高卒捕手を指名しただけ。11月に入って主力の阿部寿樹、京田陽太を相次いでトレードに出しましたが、交換要員はいずれも投手。捕手問題は放置されたままでしたからね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動