日本ハム弱体化の要因は「ノンテンダー」にあらず? 21年オフ放出3選手は新天地で苦戦
日本ハムのファン離れが顕著だ。
開幕カードの楽天戦こそ新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」(北海道北広島市)に3万人超の観客が詰めかけたものの、14~16日の西武戦では一転、週末にもかかわらず一試合あたりの平均観客数は2万4000人を下回った。
17日時点で、日本ハムは4勝10敗で最下位。昨季は勝敗を度外視して選手の育成に注力したが、勝負の年に結果を出せないチームにファンはそっぽを向いているようだ。
ただ、そんな日本ハムに同情論も少なくない。ネット上には《この戦力で勝てという方が無理筋》、《若手ばかりのチームだから仕方ない》《ベテランをクビにしたのが悪手だった》といった声も見られる。
日本ハムファンの中で根強く支持されている弱体化の根拠は、オフの近藤健介(29/ソフトバンク)の流出はもちろんだが、主力3人の「ノンテンダー」の一件だ。ノンテンダーとは、FA権を持つ選手に対して球団が保留手続きを行わないことを指す。日本ハムは21年オフ、当時主力だった西川遥輝外野手(31/楽天=同年130試合、打率.233)、大田泰示外野手(32/DeNA=同年76試合、打率.204)、秋吉亮投手(34/独立リーグ=同年中継ぎ10試合、防御率2.70)にノンテンダーを通告。3人はチームを去ることになった。