ロッテ・池田来翔が受けた父の野球人生からの影響 「NPBよりもNTT」が夢だった
池田来翔(ロッテ・2年目・内野手・23歳)
「来翔は昔からNPBよりもNTTでプレーすることが夢でした」
こう話すのは父・真樹さん(49)だ。真樹さんは報徳学園(兵庫)、日大を経てNTT関東(現NTT東日本)に入社。外野手としてあの小笠原道大(現巨人三軍打撃コーチ)と共にプレーし、都市対抗でも本塁打をマークしたスター選手だった。社会人3年目で結婚。その翌年に第1子として池田が産声を上げた。
「来翔にとってNTTと野球はすごく身近なものでした。当時はグラウンド近くにある寮に住んでいたので、同僚の選手たちが可愛がってくれていた。ヨダレ掛けをしていた頃から、プラスチック製のバットを握っていたくらいです(笑)」
小学生になると、北東タイガースに入団。真樹さんは保護者に担がれる形で監督を務めた。
「やって良かったです。大会前は必ずコーチたちと居酒屋に集まり、作戦会議に熱中したのはいい思い出です。家での私はスパルタパパじゃないですよ。来翔の方が熱心だったので、バドミントンの羽根を打たせたりしていました。食卓ではいつも野球の話をしていましたけどね」