どうする阪神? 成績不振で二軍調整中の選手まで大量10選手がオールスターを“ジャック”
これを見て疑問に思わない方がどうかしている。
28日に発表されたオールスターファン投票の最終結果。中間結果からその恐れはあったが、案の定、阪神は全9部門でトップとなり、11選手中10人が選出である。他球団の選手は外野部門2位の秋山(広島)ただひとりだ。
阪神は開幕からの快進撃で一時は首位を独走。選手の多くが好成績を残していたとはいえ、人気先行で選ばれた選手が少なくない。
例えば抑え部門を制した湯浅(23)である。3月のWBCに出場し、序盤は無失点の好投を続けていたが、6月上旬に右肘違和感で登録抹消されるなど精彩を欠き、もっか二軍調整中。防御率4.40で、8セーブはリーグ7位にとどまっている。
野手でも捕手部門1位の梅野(32)は打率.177。三塁の佐藤輝明(24)も打率.229と開幕から一向に調子が上がらず、こちらも25日に登録抹消となった。外野部門3位のノイジー(28)も打率.231とサッパリだ。
さらに選出圏外となったものの、打率.173と苦戦中のルーキー・森下(22)まで約33万票を獲得し、外野部門6位。ちなみに同7位は開幕から左翼のレギュラーとして打率.319の成績を残している西川(広島)である。