花巻東・佐々木麟太郎「ドラ1指名」に阪神参戦! 岡田監督が掛布以来の高卒スラッガー待望

公開日: 更新日:

 この日の活躍がプロ入りの背中を押すのか。

 8日、高校通算140本塁打の花巻東(岩手)の佐々木麟太郎(3年)が昨春以来の甲子園の土を踏んだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(35枚)

 宇部鴻城(山口)戦に「3番・一塁」でスタメン出場すると、初回に甲子園初安打となる左前打。3打数3安打1打点の大暴れで勝利に貢献した。

 県大会中に背中を痛めた影響について、父親の佐々木洋監督は「まだまだのところはありますが、予選より振れるようになってきたなと。だいぶ怖がらずに振れている」と、復調の手応えを感じている様子だった。

 その麟太郎は複数球団が今秋ドラフトの1位候補にリストアップしている一方で、大学進学も消えていないともっぱらだ。早大、明大を筆頭に、全国強豪校がこぞって麟太郎に“合格手形”を出しているといわれている。

 大学進学は佐々木監督の意向もあるという。さる球界関係者は「プロ入りは大学の4年間を経験してからでも遅くないという考え。大学は出ておいた方がプラスという親心もあるでしょう」と明かす。プロ志望の麟太郎も県大会前、進路について「今後については夏が終わってから考えたい」と話すなど、父親の意向は無視できない。

 プロ入りか大学進学か、この夏の結果が大きく左右するとみられる中、184センチ、113キロの巨漢大砲をとりわけ注目している球団が阪神だ。球団OBがこう話す。

「今秋ドラフトでは、自身もスカウト登録している岡田彰布監督(65)の意向が強く反映される。岡田監督は阪神で長年にわたって高卒野手のレギュラーが育っていないばかりか、あの掛布雅之以来、高卒のスラッガーが出ていないことを憂いている。投手はある程度コマが揃っていますから、将来の中軸候補となりうる麟太郎や、真鍋(広陵)らに注目しています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 3

    立花孝志氏の行為「調査要求」オンライン署名3万6000件に…同氏の次なるターゲットは立憲民主党に

  4. 4

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    斎藤元彦知事に公選法違反「買収」疑惑急浮上しSNS大炎上!選挙広報のコンサル会社に「報酬」か

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議