二刀流へ本腰の日本ハムドラ1矢澤宏太を直撃「今季は“知る1年”と決めていました」
「打つ方と投げる方を二軍でやらせたい、球団と僕の考えが一致しました。先発でいかせたいんですよね。面白くないですか?」
さる13日、日本ハムの新庄剛志監督(51)がこう言って二軍行きを命じたのが二刀流のドラ1ルーキー矢澤宏太(23=日体大)だ。開幕一軍スタートも、6月5日の巨人戦で左手小指を骨折して登録抹消。リハビリを経て8月8日に一軍昇格したが、冒頭の理由で再び抹消された。本人は浮き沈みのあるプロ1年目をどう感じているのか。一軍昇格の直前、鎌ヶ谷の二軍施設で汗を流す矢澤を直撃すると、こんなことを言っていた。
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──ケガを振り返って。
「本塁へのヘッドスライディングの際に、小指を痛めまして。その瞬間は指が外れるというか、外に向くような感じで、『これはやばいな』と。その時はアドレナリンが出ていて痛みは感じませんでしたが……。時間が経つにつれて痛みが出てきて、焦りましたよ。ケガしてからは指に力が入りにくかったけど、今はだいぶ調子が戻ってきました。投球への影響は大丈夫だと思います」