2000安打まで72本の中島宏之が巨人構想外…骨拾うのは古巣・西武か、はたまた引退か?
巨人から来季の構想外となった中島宏之(41)。来季以降の去就は未定といわれる。
今季は春のキャンプ中に右手に死球を受けて親指を骨折。7月に一軍に昇格したものの、出場は8試合にとどまり、18打数5安打、打率.278。通算1928安打で2000安打まで残り72本だ。二軍では67試合で打率.267、得点圏打率.348と勝負強さを発揮。ケガもなく、他球団にコンディションの良さをアピールしていた。
伊丹北から2000年ドラフト5位で西武入り。遊撃のレギュラーに定着すると、ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞3度の遊撃手となり、12年にはFAで米大リーグ・アスレチックスへ移籍した。さる球界関係者がこう言う。
「侍ジャパンの一員として09年のWBCを共に戦った原監督に請われ、19年に巨人入り。その原監督の今季限りでの辞任が決まったものの、引退を決断すれば、なんらかの形で球団に残る道はあるはず。ただ、残り72本となっている2000安打を諦めていないともっぱら。現役に固執するとしたら、理由はそこしかありません」