井端侍Jの正捕手候補 西武・古賀悠斗を直撃 ケガのリスクはあるが…「出場したいです」
侍ジャパンの井端新監督の初陣となる11月のアジアチャンピオンシップ。代表候補選手としてすでにDeNAの牧秀悟(25)や巨人の秋広優人(21)、阪神の佐藤輝明(24)などの名前が報じられているが、気になるのは捕手の選考だ。アジアチャンピオンシップは「24歳以下または入団3年目以内」の若手選手しか出場することができない(オーバーエイジ枠を除く)。捕手は経験がものをいうポジションであるだけに、選考は悩ましい。
その中でも、踏んだ場数が際立っているのが西武の古賀悠斗(24)だ。大卒2年目の今季は100試合に出場。FAでオリックスに移籍した森友哉(28)の穴を埋め、正捕手の座に就いた。巧みなリードで高橋光成(26)、今井達也(25)、平良海馬(23)の3人の投手を2ケタ勝利に導き、パ・リーグ2位となるチーム防御率2.93に貢献。盗塁阻止率は両リーグトップの.412と、強肩も魅力だ。
17日にベルーナドームでの秋季練習に参加した古賀は、日刊ゲンダイの取材にこう話した。
「高校の時もU18で侍ジャパンとして戦いましたが、プロになって背負うものは全く違ってくる。いいピッチャーと組むことができますし、いい経験にしていきたい。ケガとかのリスク? そういったこともあるとは思いますが、自分のためにも出場したいです。ペナントレースで得られる経験と、世界と戦うことで得られる経験というのは、(一発勝負という点でも)違うと思うので、プラスにしていきたい」
今季の西武は開幕前に行われたWBCで源田壮亮(30)が負傷し、5月末まで離脱。その影響もあり、スタートダッシュに失敗した。結局5位に終わるなど、選手の派遣にトラウマもあろうが、もし古賀が選出されれば、期待の若手捕手にとってはこれ以上にない経験値を得ることになりそうだ。