ロッテ安田尚憲が勝利に貢献! 本塁打「10本超え」のカギは後輩・山口航輝へのライバル心
逆転に次ぐ逆転で、目まぐるしいシーソーゲームとなった19日のパのCSファイナルステージ2戦目。ロッテの勝利に貢献したのが、6年目の安田尚憲(24)だ。
■逆転打と同点打で貢献
六回の1点ビハインドの場面で逆転の2点適時打を放つと、九回には同点タイムリー。オリックスに1勝2敗と食い下がった。
その安田は2017年ドラフトで、清宮(現日本ハム)の外れ1位として入団。高校通算111本塁打の清宮には及ばないまでも、安田も同65本と長打が自慢だった。
しかし、プロでは2ケタ本塁打は一度もなく、通算6年で33本。昨季から2年連続9本塁打と、10本の壁を破れずにいる。
「スカウトの多くは、安田は中距離タイプと見ていた。それでも本人は長打を捨てず、むしろ年々そのこだわりを強めている。原動力となっているのが、この日の試合で決勝犠飛を打った1年後輩の山口の存在です」(球団OB)
山口は明桜高から18年ドラフト4位で入団。長距離砲として期待が高く、昨季16本塁打を打つと、今季も14本。安田も後輩について「山口は凄い」と認めつつ、「負けたくない」と口にしている。