巨人ドラ1西舘勇陽に「ここがスタート」と恩師エール 花巻東はメジャー志向の先輩ズラリ
26日のドラフト会議で巨人から1位指名を受けた中大の西舘勇陽(21=花巻東)が27日、阿部新監督から指名あいさつを受けた。
内定した背番号「17」は、過去にブルージェイズ菊池、エンゼルス大谷も背負った花巻東の出世番号。「特別な番号でうれしい」と喜んだ。
そんな花巻東の恩師・佐々木監督は前日のドラフト後、「(菊池や大谷と)共通していないのは体の強さで一番」と評価。「次のステージ(メジャー)を目指すぐらいの気持ちで、先輩方も世界で投げている。ここがゴールではなくスタート」とエールを送っていた。
花巻東は高校通算140本塁打の監督の長男・麟太郎(3年)も米大学への留学を決断するなど、メジャー志向が強い選手が多い。巨人の投手陣では戸郷や大勢にもそんな夢がある。これも時代の流れだけに、阿部監督も“いずれメジャーが欲しがる投手に成長してくれれば御の字”と考えるしかなさそうである。