阪神・湯浅京己は2度渡米で準備万端 守護神完全復活で狙う「一石二鳥」
阪神の湯浅京己(24)が22日、大阪・堺市内で自主トレを公開。守護神復帰に意欲を燃やした。
昨春は侍ジャパンメンバーとしてWBCに出場し、世界一に貢献。岡田監督は抑えとして期待していたが、開幕直後の4月に疲労で二軍落ちすると、再昇格後の6月には3試合連続で救援に失敗し、再び二軍へ。再調整中に左脇腹を故障したこともあり、15試合登板で0勝2敗8セーブ、防御率4.40にとどまった。オリックスとの日本シリーズでは4戦目にサプライズ登板、わずか1球で打者を打ち取るなど、チームの日本一に貢献した。この湯浅が完全復活を果たせば、リーグ連覇に向けて追い風になるのは間違いない。
自身も復活に向けて抜かりがないようだ。このオフは自主トレのため、昨年12月、今月と2度にわたって渡米。今月は12日間の日程でアトランタの施設で投球動作解析を行うなど、レベルアップに励んだ。
米国滞在中にはWBC期間中に“弟子入り”したパドレス・ダルビッシュ有(37)の自宅を訪問。投球に関するアドバイスをもらった上に、パドレスの本拠地・ペトコパークも案内されたという。
「湯浅はWBCを通じて、メジャーへの憧れを抱いた。まだ成長途上にあるし、抑えやセットアッパーとして復活すれば、メジャーのスカウトも黙っちゃいない」とは、侍ジャパン関係者だ。