巨人・岡本和真が“大バッシング”から復調気配 2試合連続弾は阿部監督の我慢の結果
やっと目覚めた。
巨人の岡本和真(27)が交流戦最終戦となった16日の日本ハム戦で2試合連続となる12号2ラン。左腕・加藤の120キロスライダーを左翼席上段まで運んだ。前日15日には九回に決勝弾。これが実に14試合62打席ぶりの一発だった。
「日本ハム3連戦の前までは、6月の11試合で打率.175、ゼロ本塁打の絶不調でした。チームが今季11度目となるゼロ封負けで6連敗を喫した13日の楽天戦で2タコに終わると、SNSやネット上で<坂本と岡本をスタメンから外せ><4番から責任感や悔しさが伝わってこない><チャンスに弱すぎる><4番のスランプが全てを物語っている>と袋叩き状態。チーム周辺では打順降格も囁かれ始めていました」(チーム関係者)
が、沈黙する主砲に阿部慎之助監督は、「じゃあ、岡本を(4番から)外せるかと言ったら、外せないし」と復調を待つ構えを崩さなかった。
評論家の権藤博氏はこう言っている。
「こういうケースで最悪なのが、降格人事。中途半端が一番いけない。仮に『状態が戻るまで』と一時的な措置だと注釈をつけても、当人の問題だけではなくなる。無論、本人はプライドが傷つくし、結果を出さなければと余計に萎縮するようになって、逆に不調が長引いたりすることが多い。ベンチがジタバタすると他の選手にも伝染し、結果的にチーム全体が浮足立つものだ」