日本ハム水谷瞬プロ入り時のコーチが明かす覚醒のカギ「(当時)フライはまともに捕れず、バットにも…」

公開日: 更新日:

 交流戦で一気に頭角を表した。交流戦史上最高の打率.438をマークし、首位打者を獲得した日本ハムの水谷瞬(23)だ。

 昨オフの現役ドラフトソフトバンクから移籍してきた「新星」のプロ1年目、ホークスで三軍外野守備走塁コーチを努めていた評論家の飯田哲也氏は、「ここまで活躍するようになって、うれしい限りです」と声を弾ませる。

 水谷は、島根・石見智翠館高からドラフト5位で入団。指名時の山崎賢一スカウトのコメントには、「192センチの大型外野手。50メートル6秒の俊足。打撃は140メートルを超える飛距離も魅力。将来トリプルスリーを狙える逸材」とある。甲子園出場はなく、全国的には無名の存在だったが、スカウト陣が視察した試合で豪快な一発を放ち、将来性を見込んで指名したという。前出の飯田氏は「身体能力は素晴らしかった半面、相当な粗削りでした(笑)」とこう続ける。

「フライはまともに捕れないし、バットにも全然当たらないという感じで。守備、走塁に関しては、基本のキから指導する必要がありました。守備はフライの捕り方、打球の追い方。走塁はリードの仕方、打球判断……。教えたすべてのことが水谷に伝わったかどうかはわからないですけど、本人には、すぐにはうまくならないから、コツコツやっていこう、というような話をしました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も